クリエイティブな2人組のVallée Duhamel は、Katy Perryとチームを組み、彼女の最新ビデオ「Daysies」を制作しました。 このビデオは、デザイン、アニメーション、そして分担作業の傑作で、世界中の40人以上のアーティストが自宅から制作に参加しました。

2人はもともと、Hermesなどのブランドに提供しているような実写や映像内アニメーション作品をもとにKaty Perryに選ばれた監督たちです。しかしロックダウン中だったため、そのような制作は出来ませんでした。そこで二人は、漫画の世界に案を得た世界観を提案しました。Valléeは次のように述べています。「私たちが想像したのは、邪魔な障害物を乗り越える少女の忍耐力を描いた世界です。彼女の家に侵入し続ける岩を、さまざまな超現実空間に変えてしまうことで表現しました。」

「私たちにとってこの曲の意味は、力を取り戻すことです。自分なら問題を乗り越えられると信じることや、自分の価値を信じてくれない人たちを克服することです」とValléeは『It's Nice That』のホームページで語っています。この意味を証明するかのように、2人はこの作品を4週間という記録的なスピードで制作しました。オスカー・ワイルドの「人生は芸術を模倣する」という言葉を体現したかのようです。

Valléeは『It's Nice That』のインタビューでさらにこう述べています。「スケジュールはまさに狂気の沙汰でした。 全員が異なるタイムゾーンに散らばっており、さらに全員が自宅からリモートで仕事をしていたため、見直しや承認のためのシステムを構築しなければなりませんでした。時間がないので、ただ全力で走り続けるのみでした。そのため、Eveと私は、24時間常に対応するためにスケジュールを分担していました。一人は夜中まで担当し、もう一人は早朝に起きて制作のペースを維持していました」。

Perryは「アメリカン・アイドル」の最終回で、Vallée Duhamelが制作したアニメーションの実写版を披露しました。

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